「子どもに英語ができるようになってほしい。」とよく聞きます。
・・・・。
では、英語をどんなふうにできるようになってほしいのでしょう。
教育熱心な保護者の中には、「英語ができるようになってほしい」という漠然とした目標だけ持っていて、他の子とついつい比べてしまって、いつのまにか子どもが英語ぎらいに・・・なんてことも。
そういう保護者は、「子どもに英語が話せるようになってほしい。」と思っていたのに、他の子の英語のテストの点数を気にしてしまって、子どもに文法の勉強をひたすらさせてしまうパターンが多いです。
英語の文法の勉強は決して悪いことではありません。ただ、文法の勉強は「話す」ための勉強では遠回りです。
日本人の多くは中学校、高校と6年の英語学習経験があるはずです。それでも英語を話せない人が多い理由がここです。
日本の英語学習のほとんどが「文法」つまり、「テストで点数を取るための勉強」だからです。
そして、自分自身もその経験から「英語を話すこと」に苦労したにもかかわらず、「勤勉」こそ美徳とするためなのか、同じことを子どもにさせてしまうんでしょうね・・・。
何事もそうですが、何かに取り組むときは、できるだけはっきりとした「目標」を持つことっは大切だと思います。
まずは子どもに英語をまなばせるのに、「英語」を細かく分け、目標を設定していきましょう!!
まずは「英語」を細分化させましょう
英語力は4技能に分けることができるとよく言われます。
「Listening Skill(聞く力)」
「Speaking Skill (話す力)」
「Reading Skill(読む力)」
「Writing Skill(書く力)」 の4つです。
これは順番がとっても大切!!
赤ちゃんが生まれてから、言語を習得する順番を思い出してみてください。
①何も話さない赤ちゃんにたくさんの言葉のシャワーを浴びせますよね!(聞く力)
②だんだん真似をして、喃語から始まり、言葉を話し始めます。(話す力)
③絵本を読んだり、いろんなところに書かれている文字に興味を持ち始めます。(読む力)
④小学校に入る前から、小学校1年生ごろになると書くことができるようになります。(書く力)
こんな風に子どもは言語を習得していきます。
そして、それは「英語」であっても同じです。
では、それぞれの力をどのように伸ばしていけばいいか書いていきます♪
①Listening Skill(聞く力)
これは簡単、とにかくたくさんの英語を聞くことです。
生の音を聞くのが一番いいのでしょうが、今ではYouTubeや、アプリで音源は本当簡単に手に入ります。
私がまっぴーにしていたように、映画を英語で観るのもよかったと思いますよ!(エビデンスなし(笑))
あと、これも確実なエビデンスがあるわけではないのですが、英語と日本語の周波数が全然違うらしいのです。そのため、多くの日本人には英語が聞き取りにくいのだそう。
そして、バイオリンの周波数が英語の周波数に近いようで、小さいころからバイオリンの音に慣れていると、英語が聞き取りやすくなるそうな・・・。(ほんまでっか!?な感じでスルーしてください)
ただ、他言語を学習するうえで、母国語にない音を聞き取る力は必須なので、何かを集中して「聴く」訓練として何か音楽をされる、聴かれることはお勧めします。
「音楽をしている人は頭がいい」という研究結果もあるそうです。https://doi.apa.org/fulltext/2019-34936-001.html
・・・・まぁ、これを読んで、単純に「音楽ができる=頭がよくなる」と勘違いはしないように(笑)いくらでも音楽ができるバカもいれば、音楽のできない賢い人はいますから。
②Speaking Skill(話す力)
本当は「英語ができるようになってほしい」と願っている保護者の多くはここではないのかなぁ?と思っています。
つまり、「英語ができるようになってほしい」=「英語が話せるようになってほしい!」なのかと。
ただ、この力は他者からはわかりくい!!!
うちの母は、「あんたの英語のレッスン代を払うとき、ドブにお金を捨てている感覚やったわ。」とよく言っていました。(笑)
しかも、この力は一度身に付けていても、継続的に話しておかないと、忘れちゃうんです・・・(´;ω;`)ウゥゥ
「話す力」は「なま物」とよく言われます。
実際私自身、仕事の夏休みなどの長期休暇を挟むと、「えっと・・・」ということもしばしば(笑)
そして、日本語と英語の口や舌の動かし方も違うので、話していないと舌が話したいことについていかないことも(笑)
この力を伸ばすためには、とにかく話すこと!!しかも継続的に!!
日本人は間違えることを恥ずかしがる傾向が強いので、この「話す力」を身に付けるのが難しい!!
でも、その気持ちを乗り越えられたら「話す力」はぐーーんと伸びますよ!!
私的には幼児期のうちに英語学習をスタートさせるメリットは、ここが大きいかと思います。
幼児期の子どもは、大人に比べてチャレンジ精神がある!
もちろん、子どものうちから恥ずかしがる子もいるんですけどね。
それでも以前、壁の影から出てこない子がスクールに入学した子がいたのですが、卒業するころには自信をもって英語で話せるようになっていました♪
③Reading Skill(読む力)
子どもであれば、たくさん文字を見ながら絵本を読んでもらうことと、「Phonics」を勉強することをお勧めします。
絵本を読んでもらうことも、最近ではYouTubeやアプリでたくさんありますよね!
このコロナ禍でインターネットでのサービスやつながりが増え、本当に英語学習のハードルが下がりましたよね♪
またいろんなアプリやおすすめのYouTubeは今度紹介したいと思います♪
Phonicsを学習するメリットは、論より証拠!動画をご覧ください♪
こちらはまっぴーが英語学習をスタートしてから1年半の動画です。
Phonicsについてはまた詳しく書きますが、日本語で言うと「ひらがな」のようなものです。
このPhonicsが定着すると、たいていの英語が読めるようになります♪
英語が読めるようになると、英語学習が「楽」になるので、英語学習がはかどる!
本を読む人は語彙力が豊富ですよね!
英語でも一緒です!
「英語を読む」ことが苦痛でなくなれば、英語の本が読めるようになるので、英語の本を読み、語彙力がアップします!
ぜひぜひ、英語Phonics学習をコツコツと頑張りましょう♪
④Writing Skill(書く力)
最後に「書く力」です!!!
よく日本の「英語学習」を振り返ってください!!
いきなり、ABCの「書く練習」から始まりませんでしたか??
そうなんです!そこがおかしいんですよね。
まぁ、「読み・書き」が評価しやすい、教えやすいんです。
英語に自信のない保護者の方も、ここだけで子どもの英語力をはかろうとするので、気を付けてくださいね!
日本語が母国語として会話している私たちでも、国語の点数がいいとは限りませんよね。
つまり、「英語が話せる」と「英語が書ける」「英語のテストでハイスコアが取れる」はまた別の力であるということ。
(ただ、まったく別でもない(笑))
何事もバランスが大切
④Writing Skill(書く力)に対して少しネガティブな感じがありますが・・・。もちろん、Writing Skill(書く力)も大切ですよ!
どれが大切かではなく、どの力を伸ばしたいのか。
ここがブレて、いろんなことを子どもに要求すると子どもがかわいそうですよ・・・( ノД`)シクシク…
「目標」を明確にして、そのための「その子にあった方法」選んで、「望む姿」「望む能力」を身に付けてくださいね!
「それぞれの力をつけるためにはどうしたらいいのか」については、また個別に書きたいと思います♪
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