子ども英語教育 ー英検受験は誰のため?

幼児教育

こんにちは!Ms.Yamadaです!

英会話で子どもから保護者まで幅広い年齢層の英会話や英検などの英語、インターで日本語、探求学習など、幼児教育の20年の経験。一人娘をバイリンガルに育てている幼児教育の専門家が、思考力も育てるバイリンガル教育アドバイザーとして、子育てにご参考にしていただける知識をご紹介するブログ

 

先日、2021年度第3回検定の一次試験結果の発表がありました。

合格された方、おめでとうございます!!

 

幼児期の英語教育をする中で、「何歳で○級合格!」の情報・・・。

ちょっと心がざわつく保護者の方も多いのも事実。

特にインターナショナルスクールなど、英語教育に力を入れていたり、周りがそういった環境にあると、幼少期に英語が理解できるだけでも本来はすごいはずなのに、焦ってしまうのもわかります。

 

☑ あの子は合格してる!うちの子も合格させなきゃ!
☑ 英検を次々と受けてしまった、次の級はさすがに難しいと思うのだけど、受けさせたほうがいい?
こんな風に思っていらっしゃる方にご参考にしていただけるブログです。

低年齢の子どもたちの英検の受験の現状

 

英検を受ける低年齢の子どもたちの人数は増加傾向にあると言われています。
中には小学生のうちから1級を合格したなんてすごい子も!!

すごいなぁとは思いますが・・・。

「それなら、うちも!」と容易に思ってしまわれるととても危険です。

長い英語教育の経験の中、英検についての質問や相談はたくさん受けてきました。

子どもの英語教育をする中で、英検はとてもメリットもあればデメリットもあり、簡単に受けられる分、デメリットを理解せず受けると、英語嫌いにしてしまったり、早いペースで受けることで燃えつきてしまい、英語教育のモチベーションが下がってしまうなどの危険性も高いです。

英検のメリットデメリットをしっかりと理解して、子どもの様子を見て受けさせることをお勧めします。

 

実際、私の周りでは・・・

テストの前に体調を崩す。
テスト前に号泣する。
何度も不合格で勉強にやる気が出ない。
「どうせ私なんて合格できない」と子どもが言う。

このような子をたくさん見てきました。

英語も、子どもも大好きだからこそこの仕事をしていますが、こんな子どもたちを見るととても心が痛みます(泣)

 

低年齢の子どもが英検を受験するメリット

メリット その1、 合格することで自信につながる

 

合格証書は子どもにとって、とっても自信につながります!

ぜひ合格されたら合格証書を額縁に飾ったり、好きなごはんを作ってあげるなど、お祝いして上げてくださいね!

 

メリット その2、 合格、不合格がはっきりとでる

 

合格はもちろん、上記のように、自信につながります。

不合格はネガティブに受け取り勝ちですが、子どもにとっては低年齢のうちに「挫折」を知ることで、「また次頑張ろう!!」とやる気を出す子もいます。

(ちなみに、安藤美姫選手のお父様が小さいころに「わざと挫折を味わわせた」とテレビで言っていたような、なかったような・・・。うろ覚えなので、小声です(笑))

少し難しいことにチャレンジすることも時には大切ですね!

 

メリット その3、 客観的にどの程度英語を理解しているのかがわかりやすい

 

合格不合格で出るので、その級に出てくる内容を理解しているのかどうかがわかりやすいです。

特に、何番を間違えたのかも出てくるので、
・1⃣で点数を落としていた場合、語彙数が足りない
・長文で点数を落としていた場合、「読む」練習が足りない
・リスニングで点数を落としていたら「聞く」経験が少ない。

など、どのような能力が足りなくて、どんな学習が必要なのかがわかりやすいです。

つまりは対策も取りやすい。

 

低年齢の子どもが英検を受験するデメリット

デメリット その1、不合格だった場合、子どもの英語に対するネガティブな感情を与えてしまう危険性がある。

 

頑張ったのに、合格できなかった。
○○君、○○ちゃんは合格できたのに、私はできなかった。
など、子どもが「英語」に対してネガティブな感情を持ってしまう危険性があります。

これは周りがどんな声掛けをするかによって子どもの気持ちが大きく変わると思います。

対策をして、頑張っても不合格だった場合、その頑張りをほめてあげる、軽い感じで次頑張ろう!と声をかけてあげるなど、どんなふうに英検に挑んだのか、どんな性格なのかなど、その子によって声掛けは違うと思います。

デメリット その2、 次の目標がなくなり、燃えつきてしまう

 

次々と英検を受けてしまい、次の級は難しくてしばらく受けられる級がなくなってしまった。
1級に合格してしまい、次の目標がなくなってしまった。
なんて子もいます。

そうなると、英語学習にたいしてモチベーションがなくなり、興味がなくなってしまう危険性があります。

そうなる前に保護者がペース配分を考える、もしくは別の試験を受けることもありだと思います。

ちょっとした「挫折」は学習生活のスパイスにはなりますが、何度も繰り返す挫折を経験する子どもからはどんどん笑顔が消えていきます・・・(泣)

デメリット その3、 親の方が熱が入りすぎてしまい、プレッシャーになる。

 

合格、不合格と、わかりやすい結果が出るため、一緒に学習をスタートしたクラスメイトの中には合格した子も、不合格だった子も出てきます。

子どもによってはあまり気にしない子もいますが、大人は違います。
ほとんどの保護者の方は心の中はざわつくものです。

ただ、比べてしまうのであれば潔く「受けない」という選択肢もありだと思います。

周りと比べていいことなんて何一つありません。
英検だけが子どもの良さを測る物ではない、「隣の芝生は青く見える」と心得ておいてください。

言葉だけではだめですよ!
「合格できなくても大丈夫!いつも通りでいいのよ!」なんて優しい声掛けも、笑顔も、ただただ恐ろしかったです(笑)

子どもに英検を受けさせるにあたって

 

英検は何のために受けるの?

 

●周りが受けるから
●低年齢で高い級を持っているとかっこいいから
●学校の進学で有利だから
●英語学習を楽しんでおり、英語学習のモチベーションを上げるため
●子どもに自信を付けさせてあげたいから
などなど、いろんな理由があると思います。

低年齢のお子さまを受験させる場合、ここをご両親がハッキリさせておくことをお勧めします。

そして、はじめの2つが理由であれば、受験をお勧めは致しません。

 

まとめ

 

そもそも、英検は中学生以上の学生のための試験として作られています。
そして、幼児期の子どもの能力の差はとても大きく、月齢や性差によってもかなり変わります。

「小学生で1級合格!」と聞くと、焦る気持ちもわかりますが、「よそはよそ、うちはうち」で、しっかりと自分のお子さまにとって何が大切なのか、親がしっかりと考える必要があると思います。

いやでも、ほとんどの子どもたちが高校入試や、早い子では中学入試で、いつか英検の合格を目指して頑張る日が来ます。
その時までは勉強も大切だけど、無理な勉強ではなく、経験も大切にしてほしいと思っています。

 

2回目のイベント開催予定です!

 

3月7日(月)にPORTO神戸さんで2回目のイベントを開催することになりました。

子どものことについてたくさんお話しましょう!!!!

日時

2022年3月7日(月)10:30~

場所

PORTO神戸

TEL:078-891-3839
MAIL:info@portokobe.com
〒651-0085
兵庫県神戸市中央区八幡通 4-1-11 松竹ビル 1F
HP:https://portokobe.com/

国際会館から海側に2ブロック歩いたところにあります。

対象

 

子どもの英語教育や探求学習について知りたい方など、お子様の教育や子育てでお悩みをお持ちの方ならだれでも大歓迎です!
年齢、性別の制限はありません♪

定員人数

 

5~6名程度

(コロナの感染拡大を受け、少人数で定員を締め切らせていただく可能性もあります。)

※もし「3月7日(月)は予定が合わないけど、興味がある」という方は、PORTO神戸さん、もしくは私個人のインスタよりお気軽にお問合せください。

 

参加費

あそび場ご利用料金+300円(ドリンク付き)

あそび場ご利用料金につきましてはPORTO神戸さんのHPをご覧ください。

 

持ちもの

特にはございません。

ワクワクした気持ちでお越しください♪

申し込み方法

 

PORTO神戸さん、もしくは私のインスタグラムのDMより、参加ご希望の旨をお伝えください。

私のインスタグラムのQRコードです。↓↓↓

Ms.Yamadaプロフィール

Ms.Yamadaプロフィール

大手英会話スクールにて、英会話講師としてキャリアをスタート。インターナショナルスクールでは、Assistant Teacher、日本語講師として経験を積みながら、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許を取得。

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