教育改革シンポジウム 2023 in Kobe

幼児教育

 

こんにちは!Ms.Yamadaです!

子どもから保護者まで、幅広い年齢層の英会話や英検などのレッスン、インターで日本語を、そしてEnglish Preschoolで探求学習のマネージャーとして勤めてまいりました。
幼児教育の20年の経験を持ち、一人娘をバイリンガルに育てている幼児教育のプロが、思考力も育てるバイリンガル教育アドバイザーとして、子育てや英語教育にご参考にしていただける知識をご紹介するブログ

 

10月14日(土)に神戸市で開かれた教育改革シンポジウムに行ってきました!

ちょっと内容を紹介と、私の思いを書き留めておきます。

幼、小、中の教育にご興味のある方は読んでくださいね♪

 

プログラム

第一部

講演会:「人がつながり ともに創る みんなの学校」

講師: 長田 淳 神戸市教育長

 

第二部

パネルディスカッション

パネリスト:苫野 一徳

 

〈開催にあたって〉

今、学校教育は様々な課題を抱えています。最近では、教員不足や教員の働き方改革が大きく報道されるようになり、アフターコロナの学校教育がどのような形になっていくのか、模索してるところです。学校が子どもたちの学ぶ権利を保障し、保護者や地域との対話しながらともに創る「みんなの学校」となるために、どんなことがひつようなのか、ここ数年で大きく変化しつつある激動の時期に教育長を勤められている長田教育長にご講演を依頼しました。(市民会議事務局)

 

人とつながり ともに創る みんなの学校 (長田淳 神戸市教育長)

 

1.これまでの組織風土改革の取り組み
2.「みんなの学校」の実現に向けて

 

大きく分けて、この2つについてお話されました。

 

 

これまでの組織風土改革の取り組み

 

なぜ組織風土改革が必要なのか

 

・学校園の閉鎖的な構造
・教育委員会事務局と学校園の連携不足

 

 

ご自身が教育長でありながら、「学校園・校長任せで、教育委員会が設置管理者としての責任を果たせていない」とおっしゃっていました。

何かを代表するようなポジションにいらっしゃる方は、課題を隠そうとする方が多い中、このようにおっしゃった教育長は素晴らしい方だと思いました。

 

私は公教育の出身ではないので、この組織のところは全く分からないのですが、それでも学校の現場と教育委員会は全く別の物と感じていました。
長田教育長はそこに問題があり、一体感を持って教育を考える必要があるとおっしゃっていました。

学校園を取り巻く環境が大きく変化する中、課題に対応できる制度や仕組みになっていない。そのため、学校園の組織力強化と教育委員会事務局から学校園に対する支援の充実をはかり、児童生徒の学びや成長を支える。

神戸で子育てしてる私たち親からすると心強い言葉ですよね。

これだけ社会や環境が変わっているのに、日本の教育は150年近く変わらない。
150年て。
テレビも、電話も、PCも。
子ども達の遊びも全然違うのに。

長田教育長のおっしゃる通り!!

 

 

「みんなの学校」の実現にむけて

 

なんせ、「対話が必要です。」と。

「もっと現場の先生や保護者の方の声が聞きたい。」そして「話したい。」と。

 

スライドにも、
「保護者だけでなく、子どもの意見や提案を、より積極的に教育行政に反映させるため、2023年7月より「お困りごとポスト」を設置

・教育施策に関する意見・提案
・学校生活で悩んでいること・困っていること
・学校に相談しにくいこと
(9月末時点 実績:95件)

〈意見・提案を反映した事例〉
・熱中症予防の観点から、部活動の中止基準を示してほしい
→熱中症対策や暑さ指数等に基づく部活動の中止基準などの徹底を各学校へ周知
・登下校時に健康面に配慮した持ち物(ネッククーラー等)を認めてほしい
→登下校時の持ち物について各学校へ周知

 

・・・私はもっと根本的な教育改革をしてほしいな、なんて思ったりしますが。

 

変わるのを待っててもだめですね、私たち保護者がもっと声を上げないと!!

 

 

「そもそも学校は何のため?」から考える、これからの教育(苫野 一徳)

 

教育とはなにか。

子どものイキイキとした学校には必ず対話がある。

民主主義の根本原理は「自由の相互承認」。

 

「自由」って聞くと「わがまま」とかをイメージしてしまいがちですが、そうではなく、「他者の自由」も認め合う事。

 

いろんな理想的な教育論を話す教育者の本や講演会を見てきましたが、結局変わらんやん!と、心折れかけていた私ですが、苫野先生の講演会はじわーーーっと染み渡るようなお話でした。

何か理想論を押し付けるわけでもなく、語り掛けるような口調で。

 

せっかく神戸にいらっしゃるのだし、神戸市の教育長も「対話しましょう!」と言ってるのだから、神戸から変わってほしいなぁ・・・。

 

 

署名内容

 

署名をお願いされた「要請事項」の内容ですが、ちょっと思うことがあったのでいくつかシェアします。

 

①子どもたちが安心して学ぶことができるよう、どの学校にも欠員が生まれない教職員の配置を実現してください。

→そりゃそうでしょ。欠員があるって、ただでさえ忙しい現場の先生の仕事を圧迫するような。こんな当たり前の事を署名活動しないといけないんですね・・・(泣)

 

②多文化共生サポーター・日本語指導ボランティア・母語ボランティア等を拡充してください。

→ボランティアでいいのか?教員不足の解消案も、本当に安い謝礼だけお渡しして補おうとしているらしいと小耳にはさんだのですが・・・。

 

③全国学力・学習状況調査の点数や順位、アンケート回答の意を重視するのではなく、子ども一人ひとりが主体的に考え、行動できるような教育活動が展開されることを大事にしてください。

→それは賛成なんですけど、ちょっと漠然としてて、そのために何をしたらいいの??しかも、「どうやって」が一番難しいので、何か提案をしているのかなぁと気になりました。「言うは易く行うは難し」

 

④教職員が子どもと向き合う時間を増やすために、教職員の長時間労働の実態をかいぜんできるよう、真に実効性のある多忙化対策を進めてください。

→そうなんですよ。長田教育長がおっしゃるように、「対話」が大切なんですけど、現場の先生は本当時間に追われてるんですよね。楽しそうにやってる、お喋りしてる、なんてしてると上からいろんな仕事を押し付けられたり・・・。「対話」をするにはそういった時間が大切なんですけどね。
(あ・・・、ちょっと個人的な経験談でした(笑))

 

まとめ

 

なんで子どもを小学校に通わせてるんですか?

学校で子どもに何を学んでほしいと思っていますか?

子どもにはどんな未来を歩んでほしいと思ってますか?

そもそも、親である私たちではなく、あなたの子はどんなことがしたいと思っていますか?

 

今までやってきたことだから。
それが普通だと思ってたから。

そんなこと言ってたら・・・。

時代に取り残されてしまいますよ。

 

 

 

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Ms.Yamadaプロフィール

Ms.Yamadaプロフィール

大手英会話スクールにて、英会話講師としてキャリアをスタート。インターナショナルスクールでは、Assistant Teacher、日本語講師として経験を積みながら、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許を取得。

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