こんにちは!Ms.Yamadaです!
前回の英検のブログについていろいろ反響がありましたので、「英検」についてもう少し書こうと思います。
前回のブログがこちら↓↓↓
英検5級ってどんな試験?
・中学初級レベル
Be動詞、動詞を使った文章、三人称単数現在形(三単現のs)、現在進行形、疑問詞(What, Whereなど)が主に問われます。
・マークシート方式
小さい○を黒く塗りつぶすマークシート方式です。
・リーディングとリスニング
リーディングは1⃣~3⃣ 全部で25問、リスニングは第1部~第3部 全部で25問に分かれています。
試験内容
リーディング1 (15問)
文章の中にかっこ( )があり、穴うめて文章を完成させる問題です。
例えば、
A: Do you like ( )?
B: Yes, I do. I like tennis.
1、sports 2、books 3、fruits 4、colors
などの問題が出され、正しい単語を選びます。
傾向としては、(1)~(7)までは単語の意味を、(8)~(12)は熟語の意味、そして(13)~(15)は代名詞や疑問詞などの文法的なことを問われています。
リーディング2 (5問)
会話の受け答えの問題です。
例えば、
A: Do you like apples?
B: ( )
1、 Yes, I am. 2、No, I’m not.
3、Yes, I do. 4、Yes, he does.
傾向としては、質問されてそれに答える問題が多いです。
リーディング3 (5問)
語句がランダムに並べられており、それを並べ替えて正しい文章を作る問題です。
□の1番目と3番目に入る言葉の組み合わせとして、正しい物はどれですか?
あなたは何時に起きますか?
1, get 2, do 3, time 4, you
What □□□□ up?
1、1-2 2、3-4 3、2-1 4、4-1
文法を理解しているかが問われる問題です。
リスニング (15問)
【第一部】
絵をみて、その絵に合う文章はどれか選ぶ問題です。
【第二部】
対話を聞き、最後に質問があります。
その質問に、書かれている4つの文から正しいものを選ぶ問題です。
【第三部】
絵を見て、正しい文章を選ぶ問題です。
第一部と問題の出し方は同じですが、内容が少し変わります。
英検5級を受ける基準は?
あくまでも私の個人的な意見です。
週に1、2回、数時間だけ英会話などで英語を第2言語として学んでいらっしゃるお子様だと、「母語で問題の説明をした際に、十分理解できるようになったら」を基準にされたらいいのかと思います。
インターやプリスクールなどで英語を日常的に使う環境にある場合、「基本的な受け答えがスムーズにできていて、成長過程においても、長時間座ってワークシートに取り組むことができる」のであれば大丈夫だと思います。
ただし、一番下の級の5級とは言え、日常生活では使われる単語に偏りがあったり、問題を解くことに慣れていないこともありますので、一度過去問を解かれることをお勧めします。
ちなみに、うちは子どもが1年生の時に5級を確か受けたと思います。
2年間、英語が日常にある環境に育ち、そこから公立の小学校に上がり、英語と触れる時間が急激に減りました。
もともと家でも勉強を熱心にさせる家庭ではなかったので、英語も全然でした。
みるみるうちに英語力が落ちて行ったので、心機一転、本人の希望もあり受験することになりました。
英検の勉強を通して、やはり知らなかった言葉やなんとなくわかっていたことも思考の整理整頓ができて、しかも「合格」は大きな自信につながりました。
合格するためにはどんな勉強をしたらいい?
リーディング 1
とにかく、単語と熟語を覚えてください。
単語の意味がわからなければ確実に解けません。
幼少期の子どもにとって、こことリスニングが一番点を稼ぎやすく、勉強もしやすいところです。
リーディング 2
様々な会話を耳にしたり、読んだりすることが必要です。
ただし、普通の日常的な会話ではかなり偏りがあるので、日常的な場面を取り上げた文などをたくさん読むことをお勧めします。
そして、文章のほとんどが疑問文のため、疑問文に答える基本的な文法をおさらいしておいて下さい。
リーディング 3
並べ替え問題ですが、ここは幼少期の子どもたちにとって最難関とも言えます。
英語力以前に、問題の意味が分からない子が多かったです。
ドリルや、問題集などのお勉強をよくされるお子様だとわかりやすいのですが、日常生活でバラバラになった言葉を組み立てて文章を作ることなんてまずありません。
そもそも英検が中学1年生レベルを想定して作られているので、幼少期の子ども向けではありません。
もし、この問題の意味が分からないようであれば、捨て問題です。
問題の理解が難しいのに、残念ながら5問しかありません。
ここで勉強する時間を割くくらいであれば一つでも多くの重要な単語を確実に覚えるほうが点数につながると思います。
リスニング
リスニングは、耳が一番育つ幼少期の子どもにとってとても有利です。
逆に、英語を幼少期を過ぎて勉強を始める方にとっては、一番伸ばしにくいパートです。
疑問文が多く出されるので、文章のはじめを意識して、5W1Hで聞かれる文章にすぐ答えられるように練習します。
実は第3部が一番簡単です。
第1、2部でもし難しいと感じた場合でも、第3部で点数を取れる可能性があるため、「できなかった」というマイナスなメンタルを引きずらないようにし、第3部を気持ちを切り替えて解けるように練習しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語が日常にある環境にあると言っても、テストの英語とはまた違います。
逆に、英語が話せなくても、テストで点数が取れるような練習をしたら合格することもできます。
現在、子どもが漠然と「英語」ができる、できないで決めるのではなく、英語のどういうところが得意・苦手なのか、しっかりと見極め、自信をもって挑めるようにしてあげてくださいね♪
その子にとっていいタイミングで英検を受け、自信につながりますように。
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