保護者面談でよく聞かれる質問をまとめてみました

幼児教育

こんにちは!Ms.Yamadaです!

英会話で子どもから保護者まで幅広い年齢層の英会話や英検などの英語、インターで日本語、探求学習など、幼児教育の20年の経験。一人娘をバイリンガルに育てている幼児教育の専門家が、思考力も育てるバイリンガル教育アドバイザーとして、子育てにご参考にしていただける知識をご紹介するブログ

 

  1. お家でどんな英語の家庭学習をさせたらいい?
  2. お家では本当に手をやいているのですが、スクール(幼稚園、保育園)ではどうですか?
  3. お友達とケンカしていませんか?

このようなご相談が今年も多くあったので、ご紹介させていただきます。

 

面談って本当に楽しいです!

 

このコロナ禍で、保護者の皆様となかなか雑談をする時間がなかったり、マスクで表情がわかりづらかったりでしたので、今回の面談は、今まで以上に保護者の皆様とお話することの大切さが身に沁みました。

それだけでなく、このマスク生活のために、いつの間にかK3(年長さん)の子どもの歯が抜けていることも気が付かず、小さなことかもしれませんが、子ども達の成長を少しずつ見逃してしまっているのだと寂しくも思いました。

 

またマスクの要らない日常が戻ってくることを切に願っています。

 

これからも、たくさんの保護者の方とお話していきたいです!!!

子ども達は本当にかわいいのですが、子育てって本当自分の思うようにいかなかったり、自分の時間が取れなかったりで、大変なこともありますよね。
とは言え、Schoolに預けてしまうと、日中子ども達がどんなことをしているのかもわかりにくく、ちょっと寂しい時もありますよね。
少しずつ成長していく子ども達の姿は、うれしいような寂しいような・・・。

親心って本当複雑ですよね。

 

卒業後の進路は?

 

私の経験の中で、卒業生のほとんどがこの3つです。
(もちろん、これからもっといろんな選択肢がでてくると思いますが。)

1、公立の小学校
2、私立の小学校
3、インターナショナルスクール(入学時期が違うため、卒業前に転校される方が多いです。)

おそらく、日本語の幼稚園や保育園に通わせていらっしゃる場合は、ほとんどが公立の小学校、もしくは私立の小学校かと思います。
私が働いているのが、インターナショナルスクールとEnglish Preschoolのため、インターナショナルスクールも少なくはありません。

こちらのメリット・デメリットに関してはまた改めてブログを書こうと思います。

 

お家でどんな英語の家庭学習をさせたらいい?

 

言語の習得度合はどれだけその言語に触れてきたかが大きく影響します。

そのため、お家でも英語に触れる時間があるかないかで、子どもの英語習得度は大きく変わります。

ただし、インターナショナルスクールや、英語保育など、英語に長時間触れる環境にあるお子さまの保護者の方は、十分に英語に触れる時間がありますので、焦ってする必要はありません。

それよりも親子でたくさんお話しをしてもらう事の方が、子どもの思考力を育てる為に重要と考えています。

 

できること その1.「聞く」練習をしましょう!

 

言語は「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能に分けることができます。
そして、言語を修得するのに大切なのは順番です。

まず大切なことは「聞く」こと。
(もちろん他の技能を同時に伸ばすこともできます。)

「聞く」ことがない言葉は「話す」ことも、「読む」こともできません。
そして「読む」こともできない言葉は「書く」こともできません。

英語のできない保護者の方でも、一緒に動画を観たり、オーディオ付きの本を一緒に読むことはできるかと思います。

 

 

できること その2.海外の文化に触れる機会を作る

 

これは動機付けのためです。

学生の頃に、「なんでこんなこと勉強しないといけないの?」と思ったことはありませんか?

何のために勉強するのか、勉強することで見える世界が魅力的なのかどうか。
とても大事だと思いませんか?

もちろん、言われたことをコツコツとこなせる子もいると思いますが。
ただ、自分から「知りたい!」「やりたい!」と思って始めることは成長のスピードがまったく違います。

コロナの影響で、海外からの観光客も減り、街中で海外の方を見かけることも減りましたが、また3月から入国の規制もゆるくなるそうです。

 

「英語ができることで広がる世界を見せてあげてほしい。」
英語が話せない保護者の方にこう伝えると、自分が英語が話せないからとおっしゃられることもあります。
そんな風に難しく考えなくても大丈夫です!

例えば、世界の料理を食べる、グーグルマップでいろんな世界をちょっと覗いてみる、海外のアニメを見る、本当に実は私たちの生活は世界の国々とつながっています。
それを少し意識することで全然変わりますよ!

これから活動しやすくなったら、積極的に色んな所に出かけ、海外の文化に触れるような機会があれば積極的に参加してくださいね♪

 

しないほうがいいこと 1、過度な英語教育

 

英語ができる保護者の中には、お家でも生活を全てを英語にしてしまうこともあります。
(実は私も娘が生まれた時にそうしようと思っていました。)

大人にとって言葉とは単なるコミュニケーションツールとして捉えがちですが、言葉とは「思考」するためのとても大切な物です。

そのため、英語で日常を過ごす場合、子どもは「思考」を英語ですることになります。

保護者が英語のネイティブやニアネイティブで、子どもも将来的に国外で過ごすことが決まっているなどの場合を除いてはあまりお勧めしません。

 

 

しないほうがいいこと 2、英語のドリルなどをさせる

 

「『聞く』練習をしましょう」にも書いたように、「書く」ことは4技能の内で一番最後に習得することです。」

特に幼少期の子どもの指先の発達にはかなりの個人差があります。

そんな子どもに「書く」ことをたくさんさせ過ぎると、「書く」という作業に疲れ、英語学習にネガティブな感情を持つ危険性があります。

「書く」ことはいくらでも後でできることです。

 

もちろん、子どもがやりたいのであればさせてあげてくださいね!

 

お家では本当に手をやいているのですが、スクールではどうですか?

 

安心して下さい。
子どもたちもいろんないい経験も、もちろんつらい経験も、いろんな経験を乗り越えて成長していますよ!

特に今までお家で一緒に過ごされていた方は、本当にお子さまが過ごしている時間が見えなくなると、不安になったりしますよね。
ただ、大人より子どもの方が順応するのが早いです(笑)

そして、子どももよくわかっています。
ほとんどの子は、先生やクラスメイトには遠慮があります。
どんな姿も許してくれるとわかっている家族だからこそわがままを言うものです。

「お家でわがまま言って、外で頑張る」
これは健全な姿であって、うつ病になるリスクも下がるようですよ!

逆に怖いのが、「お家ではいい子で、外で悪く」です。
例えば、何か子どもがした時に、「うちの子はそんなことしません。」と親がなると、子どもは賢いので、「外で何か悪さをしても親が守ってくれる」と変な学習をします。
ドラマでよく見るお金持ちや権力のある親の子どもの最悪なお決まりパターンです。
ドラマでは誇張してるかもしれませんが、ドラマだけの話ではありません。

少し話がそれましたが、子ども達は本当に順応するのが早いです。
早く慣れないといけないのは私たち大人の方かもしれませんね。

 

お友達と仲良くしてますか?

 

まずは、独りぼっちでいないか、ケンカしていないか。
自分の子はSchool(幼稚園や保育園)で楽しんでいるのか。

見えないからこそ、いろんなことに悩みますよね。

特に幼児期の子どもはまだ言葉で説明することが難しいので、子どもからの話を聞いていると不安になることもあると思います。

特に、「嫌い」という言葉はとても強い力を持っています。

何かに対して嫌な気持ちを持っているとして、その気持ちを大人は「苦手」「そういう気分じゃない」など、いろんなやわらかい言葉を使って表現することができます。
しかし、子どもは「嫌い」という言葉しか表現する方法を知らないので、それを聞いた私たち親はドキッとしますよね。

 

独りぼっちでいないか?

 

独りぼっちってそんなに悪いことですか?

子ども達が遊んでいるところを想像するとき、いろんなお友達とワイワイキャーキャーしているところを想像しませんか?

それって大人の勝手な子ども像であって、子どもも大人と同じで、一人でいたいこともあると思います。

 

子ども達同士で横の関係がうまく作れない場合は大人のちょっとした働きかけが必要になるかもしれませんが、たいていの場合はその子なりの関わりができています。

お友達と一言も話さなかったり、一切遊ばない場合を除いては、あまり気にせず、その子のスタイルを尊重してあげたほうがいいと私は思います。

 

ケンカしていなか?

 

「ケンカ」に対してどんなイメージを持たれますか?

幼児期の子どもたちにとっての「ケンカ」はポジティブに受け止めてあげてください。

 

「心の葛藤」なしに成長はできません。
幼児期のケンカなんて、おもちゃの取り合いや、順番抜かしなど、まだまだシンプルです。

実際、現在働いているSchoolのK2さんで今までよくしてたケンカが、「○○君が叩いた!」「○○君が押した!」でした。
よくよく話を聞いていたらパークで鬼ごっこや、帽子取りの遊びをしていて、相手はタッチしただけ、帽子の取り合いをしていてその手が顔にあたっただけ。
そしてされた方は押された、叩かれたと勘違い。
でも、された本人からすると、叩かれた、押されたのは「事実」なんですよね。

その前にしていたことや、状況を考えることは大人でも難しいです。

先日、K2の一人の男の子が泣いていました。
いつもなら私のところに泣きながら走って来て、誰に何をされたかを話します。
そして、たいてい私は「叩かれたのは痛かったね。どうして○〇君は叩いたんだろう?」って聞き返します。

その子はその日、私のところには来ず、一生懸命こらえていました。
しばらくして話を聞いたら、「○○君に叩かれたんだけど、鬼ごっこをしていたから、○○君はタッチしただけだから・・・。」と教えてくれました。

 

これが幼児期のケンカをたくさん経験してほしい理由です。

(もちろんケガした場合はケガの様子を見たり、ケガがひどい場合は何か理由があったとしてもして良いことと悪いことがあると話します。)

 

まとめ

 

いかがでしょうか。

これらの質問は面談でよく聞かれる質問です。
もちろん、他にも様々なご相談や、それぞれのご家庭や子ども達に別の背景があるので、ここには書ききれません。

子育ては本当に悩みがつきものですよね。このブログがご参考になり、その悩みがポジティブな悩みに少しでもなれば嬉しいです。

 

子育てのお悩みぜひお聞かせください

 

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Ms.Yamadaプロフィール

Ms.Yamadaプロフィール

大手英会話スクールにて、英会話講師としてキャリアをスタート。インターナショナルスクールでは、Assistant Teacher、日本語講師として経験を積みながら、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許を取得。

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