この本を読んで、素晴らしい子育てをされていると感じたのは、しっかりと息子さんと「対話」をされているということ。そして、どうしたらいいのかを教えるのではなく、一緒に悩んだり考えたりして、息子さんの意思をしっかりと尊重されている。
私はイギリスのすごく小さな村に半年ほどいたのですが、人種差別にあいました。サッカーボールを蹴られたり、水風船をなげられました。どっちも当たりませんでしたが(笑)
私はそんなことが娘に起こったら心配で心配で仕方ないと思います。でも、この著者のブレイディみかこさんの息子さんはしっかりと向き合い、考え、悩みながらもたくましく育ち、息子さんを信じ、支える母親の姿、尊敬でしかないです。
文中の「多様性はいいこと。だけど、あるとややこしくなる。」これ、同感です。
英語関係の仕事をしているので、いろんな国の人と出会ってきました。日本人なら当たり前が、外国の人には伝わらないし、理由も説明しないと納得もしてくれない。日本は長年単一民族だったので、理由を考える必要がなかったんですよね。それもあって、論理的思考能力や、批判的思考力が育ちにくい。
でも、確実にこれからどんどん日本にも外国人が増えてきますよ。地方ではまだ実感できないかもしれませんが、東京に出かけたら、ここは日本!?という街がたくさんありました。田舎者の私はビックリ( ゚Д゚)
そんな社会で生きていく子どもたちにどんな力を育ててあげることが必要なんでしょうか。
この息子さんのようにまっぴーもしっかりと考えて、悩んで、そして行動できる子に育ってほしいです♪
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