子どもの英語教育 ー国産バイリンガルが一人娘を思考力もあるバイリンガルに育てる方法ー お家でも思考力を育てよう!

幼児教育

こんにちは!Ms.Yamadaです!

英会話で子どもから保護者まで幅広い年齢層の英会話や英検などの英語、インターで日本語、探求学習など、幼児教育の20年の経験。自身は国産バイリンガルで、一人娘をバイリンガルに育てている幼児教育の専門家が、思考力も育てるバイリンガル教育アドバイザーとして、バイリンガル教育にご参考にしていただける知識をご紹介するブログ

 

子どもに英語が話せるようになってほしいと願う保護者は年々増えています。

でも・・・英語だけでいいんですか?

 

「Inquiry Based Learning」(IBL)をご存知ですか?

日本語では「探求学習」と呼ばれています。

近年、変化の目まぐるしい社会を生きる子どもたちに「生きる力」を身に付けることの重要性が言われています。特にこのコロナ禍において、今までの日常が一変し、その力の必要性が高まりましたね。

その「生きる力」を育てるために、「Inquiry Based Learning(IBL)」、「探求学習」が注目されています。

では、その「生きる力」はどのようなもので、どのようにして身に付けることができるのでしょうか。

 

☑ Inquiry Based Learning (探求学習)ってなに??
☑ 英語力だけでなく、思考力も育てたい!
☑ 探求学習系の習いごとは高いから、お家でしたい。

 

Inquiry Based Learning(探求学習)をご存知ない方や、思考力も育てたいと考えていらっしゃる方にご参考にしていただけるブログです。

 

探求学習・Inquiry Based Learning(IBL)とは?

 

文部科学省では、探求型学習を「自ら学び自ら考える力の育成」と定義し、従来の習得型の学習と合わせて総合的な育成が必要である、としています。
(文部科学省HP: https://www.mext.go.jp/ 2022年1月現在)

デジタル機器の普及により、知識の量ではなく、自ら課題や問題を見つけ、課題・問題に対して、生徒が情報を収集し、情報の整理・分析をし、結論をまとめたり、発表したりすることが求められるようになりました。

「生きる力」、つまり、どのような環境下でも自ら学び、自らが動く「主体性」が大切だということです。

ただし、「知識よりも考える力」という雰囲気もありますが、「知識」があってこその考える力には変わりありません。
コーチングの前には必ずティーチングが必要です。

 

できたらしないほうがいいこと

 

子どもは本来、主体性の塊です。

子どもたちにとって、生まれてから目にするものすべてが新しく、不思議で、興味津々です。
しかし、残念ながら子どもたちを取り囲む大人たちの都合で子どもの主体性が奪われていきます。

例えば・・・

その1、「なんでも」「もぅ、いいから」や、無視

 

子どもに「なんで?」と聞かれて、めんどくさくなって「なんでも」と答えてしまう。

忙しい時ほどついつい言ってしまいがちですよね。
でも、何気ないこの「あしらい」で、子どもたちは考えることをやめてしまいます。

子どもが「なんで?」と思った時が学びのチャンスです!

ただ、私たち親だって忙しいですよね。
なので、なんでもかんでも真剣に答えようとしなくても大丈夫です。

私の口癖は「なんでだと思う?」と聞き返しです。
すると、子どもは自分でなんでだろ・・・って考え始めます。

「あなたはどう思う?」
「あなたならどうする?」
(乱用しすぎて怒られることもありました(笑))

 

もちろん、時間のある時には一緒に実験をしたり取り組みます。

何か調べてほしいときには「そういえばあの本に載っていたような・・・」と促したり、手の空いてる時には「じゃあ一緒に調べよう!!」と言ってます。

 

その2、自分でしようとしていることを止めてしまう、やってあげる

 

特に乳幼児期の子どもを育てていらっしゃる保護者の方には気を付けてほしいです。

大人にとっては何気ない行動の一つひとつが子どもにとっては「学び」です。

一生懸命自分でご飯をてづかみで食べようとしている時に、スプーンで必ず食べさせようとする、もしくは食べられないから食べさせる。
靴を履こうとしているのに履かせてしまう。
こけそうになったらすぐに手を出してしまう。

 

重たいだろう、しんどいだろう、痛いだろうなど、ネガティブな感情や経験をすべて排除することが親の役目ではありません。

 

初めは上手に食べられなくても、手でつかんで食べることでどのくらいの力加減で握ればいいのか、スプーンをもってどうやって口に運べばこぼさず食べられるか。
靴を履くのに足をどうやって入れるのか、手をどうやって使うのか。
こけたら痛いから、どうしたらこけないように歩けるのか。

全て子どもにとっての「学び」です。

 

その3、決めつけてしまう

 

「うちの子にはむりだわ。」

 

やってもいないのに、できないと決めつけてしまうのはもったいない!

私は「できる」ことよりも、「やってみる」ことに意味があると思っています。

できないのは発達過程に合っていないのか、練習不足か、いろんな理由があると思いますが、挑戦と挫折を繰り返しながら人間は成長していきます。

初めからできることばかりを子どもたちにさせていては大きな成長はできません。

 

家庭でもできる「Inquiry Based Learning(探求学習)」とは?

 

子どもたちは不思議を見つける天才!

 

Inquiry Based Learning(探求学習)は対話を通して「不思議」を見つけることから始まります。

お家でもできるInquiry Based Learining (探求学習)を少しご紹介したいと思います。

 

家でしていること その1

 

普段一緒に歩いている時、ご飯を食べている時、お風呂に入っている時なんかにいろんな話をしています。

その話の中で、「なんでやろね・・・?」と思うようなことが出てきます。

 

「不思議」の中にはすぐに調べたり、取り組むことができないものもあります。
メモがあればメモをして、できるだけその不思議を覚えておきます。

うちでは、ポスターにしています。

吹き出しがまっぴーが言ったこと、そして青い丸がそれに関連する活動です。

 

家でしていること その2

 

 

まっぴーが感じた「不思議」を深めるため、一緒に情報を集めたり、分析をしていきます。

中には失敗に終わることもありますし、結局疑問が残ることや、途中で飽きてしまってほったらかしになることもあります。

でも、子どもはこんな活動を通して、「答え」だけを見つけるのではなく、子どもは「学ぶことへの楽しさ」を経験しています。

 

実際の様子

 

小さいころはとにかく「自然に触れること」を意識していました。
自然の中には「不思議」がいっぱいです。

 

こちらは、お風呂の湯気を見て、湯気とけむりの違いについて聞かれたので、湯気とけむりを作りました。

燻製と蒸し料理を作りました。

 

 

海外の国に興味を持った時の調べ学習。
私がコロナの影響でZoomをよく使うようになり、外国に住む友人にアンケートを取ることも簡単になりました♪

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

Inquiry Based Learning(探求学習)って、意外と簡単だと思いませんでしたでしょうか。

最近は探求学習の習い事などもよく見たり聞いたりしますが、そんなに構える必要はないと思います。
スクール(職場)でも保護者の方に伝えているのは、「毎日の日常を丁寧にすること」がInquiry Based Learning(探求学習)につながると伝えています。

「学習意欲」はすべての学びの土台です。
幼少期のうちにしっかりと育てましょう!

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Ms.Yamadaプロフィール

Ms.Yamadaプロフィール

大手英会話スクールにて、英会話講師としてキャリアをスタート。インターナショナルスクールでは、Assistant Teacher、日本語講師として経験を積みながら、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許を取得。

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